「飲み会までに軽く一杯飲みたい」「ショッピング帰りにサクッとご飯食べたい」という時、どのお店が良いか迷ってしまうもの。今回は、そんなひとり飲み・ひとりご飯に使える京都のお店をおすすめする。
立ち飲み
傘(きゃさ)
壁一面に並ぶ焼酎が印象的な京都・木屋町の立ち飲み居酒屋。肩が触れあうほど人が入るため、自然と知らない人同士で会話が弾む。ひとりだと喋り相手がいなくて寂しいという方はここがオススメ。お酒や料理の値段が安いところも魅力。
益や酒店
全国各地の日本酒を取り揃える立ち飲み居酒屋。「日本酒は興味あるけど一合は多すぎる」という人に嬉しい半合サイズも用意してある。スタンディングやカウンター席があるのでひとりでも気軽に使えるお店だ。
IL LAMPO(イル ランポ)
『バーカロ』と呼ばれるベネツィアの立ち飲み居酒屋をイメージしたお店。ピザやチケッティ(おつまみ)など、イタリアンを楽しめる立ち飲み居酒屋は珍しい。お洒落に立ち飲みしたいという時は是非ここをチェックしてほしい。
もみじ
京都・四条木屋町の人気立ち飲み居酒屋『もみじ』。通りから伺える店内はいつも活気に溢れている。ポテサラや唐揚げなどの定番居酒屋メニューの他、バリエーションに富む海鮮系メニューを味わえる。
居酒屋
京極スタンド
京都の新京極商店街に軒を連ねる食堂兼居酒屋。吉田類の酒場放浪記で取り上げられたこともあるこのお店、昭和二年の創業、建物自体は大正時代のものという老舗中の老舗。昼間から老若男女がここに集い、ワイガヤな雰囲気の中で心地よくお酒を楽しんでいる。
静
京極スタンドに続き、こちらも酒場放浪記で取り上げられた名店。裏寺町という路地にあり、「京都の名店は路地にある」とどこかの誰かが言った名言に「しかり」と頷けるお店。
入り口だけを見ると敷居が高く感じられるかもしれないけれど、勇気を出してお店に入るとそれが杞憂だったことが分かる。不思議な安心感のあるお店だ。その安心感の中、名物のだし巻きをいただこう。
かづさ屋
『居心地 No. 1』を目指す焼き鳥屋。店主とスタッフ同士の和気あいあいとしたやり取りが、また来たいなと思わせてくれる。『店は人』という人気店のセオリーを再確認させてくれるお店だ。
カフェ / バー
Cafe/Bar OIL
京都・三条の街中にこんなに土地が余っていたんだと思わせるほど空間を贅沢に使ったカフェ/バー。空間だけでなく音も贅沢で、他のバーではちょっと見られないスピーカーを備えている。街に出てきたとき、ほんの少し背伸びして、しかしながら居心地の良いバーでお酒を楽しみたい夜にうってつけ。
Concrete Bar(コンクリートバー)
京都の歓楽街・木屋町と先斗町をつなぐ狭い道にある、背の低い入り口をくぐるとお祭り空間『コンクリートバー』に出る。一人飲みは一人飲みでも、楽しいところで飲みたいなという時はここが外せない。
The Northern Lights Corner(ザ ノーザンライツコーナー)
花遊小路は雰囲気あるお店が集まる京都の路地だ。京都の名店は路地にあることが多いけれど、この『The Northern Lights Corner』とて例外ではない。バーとしては珍しいスタンディングスタイルでお酒を頂ける。立ち飲みの気軽さとバーの雰囲気が上手くミックスされているからオススメだ。
Cao cafe Ishikawa(カオカフェイシカワ)
普段あまり耳にしない小粋な言葉というものがある。『鰻の寝床』もそうだ。間口が狭くて奥行きのある建物をこう呼ぶ。この『Cao cafe Ishikawa』はまさに鰻の寝床。街中の建物と建物の間に窮屈そうに姿を現すこのカフェに入ると、ずっと奥まで続く空間に驚かされる。
お洒落なお店のウリがお洒落だけということは散見される。ただこのお店は、お洒落な上にバーやレストラン使いもでき、店員さんもフレンドリーという得難いお店となっている。
ダイナー / パブ / バル
BEER PUB Takumiya
京都のオフィス街・烏丸御池エリアに目立つ青色は『BEER PUB Takumiya』のドアである。このお店はビール専門店であり、国内の様々なクラフトビールを楽しめる。カウンター席があるため一人でもフラっと気軽に入れる。
フランス食堂 ekaki
ビストロにあたるフレンチのお店。フレンチというとお高いイメージがあるかもしれないけれど、そこはビストロ。気軽に料理とお酒を楽しめるお洒落ワイガヤ空間だ。
Roti Chicken & Jackie Tacos(ロティーチキン アンド ジャッキータコス)
丸一日マリネしたこだわりのチキンを出してくれる、チキンとタコスのお店。一人の時に嬉しいカウンターが設えてあるので、腹ペコガッツリひとり飯で使おう。
mumurik(ムムリク)
多くの観光客で賑わう京都の台所・錦市場から少し外れた静かな場所にある可愛らしいお店。店内は北欧風でまとめられており、店名のmumurik(ムムリク)もスナフキンの本名から来ているそうな。
たこ焼き酒場 蛸ぼーず
カウンターでたこ焼きを食べながらビールを流し込める珍しいタイプのお店。この気軽さはたこ焼きバルとでも言おうか。仕事帰りやショッピング帰り、サクッとひとり飲みができるお店だ。
男女問わず京都のひとり飲み・ひとりご飯に役立つ書籍をご紹介。今回紹介したお店と併せてひとりを頼しんで。