C#の波に乗りますか?乗り遅れますか?Visual Studio Dev Essentialsが拓く未来

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Microsoft主催のカンファレンスやイベントで毎回のように大きな発表があるから、ここ最近はびっくりポンな日々が続く。

さて、先日開催されたMicrosoft Connect(); 2015では、OSS版.NETがRC(リリース候補版)になったことや、Visual Studio Codeがβ版になってGo/Pascal/Reactにも対応しOSS化されたことなど、最近のオープンソースな流れが確実に進んでいることが伺える発表が為された。

その中でも、Visual Studio Dev Essentialsにはびっくりさせられた。今回は、このプログラムの概要と、それによって可能になる、「MacでWindowsを動かし、Visual Studioで快適最新C#開発生活が送れるようになること。しかも無料で」というところを紹介したい。

 

Visual Studio Dev Essentialとは?

Microsoft系サービス、あるいはMicrosoftに関わりのある企業のサービスを無償で使える開発者向けプログラム。

Visual Studio CommunityVisual Studio Codeなどのこれまでも無料だったソフトウェアがまとめられているのはもちろん、MicrosoftのクラウドプラットフォームAzureを月額25ドル分使えたり、大注目のテクノロジー系オンライン教育サービスPluralsightを6ヶ月無料で使えたりする。

これまで個別に提供されていた無償サービス/ソフトに、有償サービスを一部無償にし、併せて開発者に提供しているというところが、このプログラムの概要だ。

具体的にどういったものが提供されているかはVisual Studio Dev Essentials公式サイトを見て頂くとして、今回一番ビビッと来たのが、Parallels Desktop for Mac Proだ。これとVisual Studio Communityを組み合わせれば、びた一文払わずにMacからVisual Studioを使えちゃう。

 

Parallels Desktop for Mac Pro

Mac上でWindowsが動かせるサービスで、双頭のOS環境をあなたのMacに構築できる。ここまではよくある仮想化のお話なのだけれど、Parallelsはパフォーマンスと安定性をウリにしている。MacとWindowsを同時に立ち上げていても問題にならないし、クラッシュもしない。一昔前は、仮想化というとすぐ落ちそうなイメージだったけれど、そこのところをサポートしたのがParallels人気の一つの理由かしらん。

 

Parallelsには3エディションあって、最もベーシックなParalles Desktopが8500円買いきり、Pro Editionが年額10,000円、そして法人向けのBusiness Editionは年額10,000円。

Visual Studio Dev Essentialsが提供するのはこの内のPro Edition。最安価のParallels Desktopと比べて大幅に機能やサポートが開放されているこのエディションを3ヶ月無料で提供するとは、太っ腹加減に恐れ入る。

 

Visual Studio 2015 Community

さて、Mac上にWindows環境を構築できるParallelsと併せて使いたいのがこのVisual Studio 2015 Communityだ。Visual Studioの無料エディションである。

これまで、Visual Studioの無料エディションと言えば機能制限がキツく、とても開発に耐えうるものではなかった。ところがそれも過去の話。Visual Studio Communityなら、個人開発者あるいは小規模な企業であれば上位エディションのProfessionalと同等の機能を使って開発できるようになった。

つまり、Visual Studio Dev Essentials下で提供されるParallels Desktop for Mac Proと、Visual Studio 2015 Communityを合わせれば、無料最新のC#開発環境Mac上に構築することができるのでR!

 

Visual Studio Dev Essentialsの目的とは?

いや〜何度書いても充分じゃないぐらい、今回の大盤振る舞いにはシビレル。

MacでVisual Studioを動かせるのもゴイスーだけど、他にもAzureやPluralsightが使えるようになって、Microsoft系エンジニアになるための敷居がグッと下がった感がある。

そう、このプログラムの目的はそこなのだろう。各サービスを何のために使えるかを考えた時、プログラムの目的が見えてくる。

  • Macだけど、C#の開発環境として使える? → Parallels + Visual Studio 2015 Community あるいは Visual Studio Code
  • 誰かC#教えてくれないかな〜 → Pluralsight
  • OK。本格的に開発していくにあたって、Web屋ライクなチームビルディングがしたい → Visual Studio Team Services
  • ASP.NETでWebアプリ作ったで〜!どこに公開するんや? → Azure

う〜ん。マンダム。C#を適宜ほかの言語に置き換えれば、Microsoft系開発の入り口から出口までフルサポートしていることがわかる。

 

.NETのOSS化や、Visual Studio Dev Essentialsによって、C#の活躍の機会が更に広がると思うと嬉しいばかり。あなたはこの流行に乗りますか?乗り遅れますか?

 

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