一週間ぐらい前から、GoogleのAccelerated Mobile Pages (AMP) が騒がれている。
モバイルウェブが爆速に! GoogleがAMP (Accelerated Mobile Pages) を立ち上げ
グーグル、ウェブ・コンテンツを守るためにモバイル・ウェブページを高速化
このプロジェクトの目的は、モバイル端末でWebページを見る速度を向上させるところにある。
モバイルWebは大抵ウスノロで、イライラさせてくれる代物だ。
AMPの公式ページにはこう記され、このプロジェクトがモバイルWebをいかに快適にするかが続く。
ニュースやブログを読んだり、YouTubeを見たり、アプリを使ったりと、今や大半のWeb活動がスマートフォン経由だから、このプロジェクトの持つ意味は大きい。
そんなにネットって遅い?
ただ、モバイルWebがそこまで遅いと思ったことはない。
もちろんYouTubeの見過ぎで速度制限をかけられたときは例外だけれど、むしろ贅沢なぐらい速いんじゃないかとも感じている。ガラケー時代を知っている身ならなおさら。
これはひとえに日本に住んでいるからなのだろうとは、新興国のアプリマーケティングについて書かれたこの記事を読んで思うところ。
アラブ人がスマホゲーに廃課金する理由「娯楽がないし、暑すぎてサッカーも出来ない」アナリストに聞く新興国のゲーム市場。
TOACHのあるここ京都で無料Wi-Fiが飛んでいることからして、ネット回線なんてあって当たり前と思っていたけれど、新興国ではどうやらそうじゃないらしい。
このAMPによる恩恵が一番大きいのは、そういう国々になるだろうか。あるいは、日本でもそれとわかるぐらいチョッパヤなネットサーフィンを見せてくれるとしたら、さすが天才集団Googleといったところ。
AMPの仕組み
AMP HTMLというフレームワークに則ってページを構築すると、Google側でそのコンテンツをキャッシュしておいてくれる。
ユーザーがAMPに対応したページにアクセスすると、このキャッシュを使ってコンテンツが即座に表示されるという仕組みになっている。
もちろん、AMP対応していないページには今までどおりアクセスすることになる。
AMPのプロジェクトページを見ると、まるで元からそこにあったかのよう速さでコンテンツを見れるわけだけれど、実際にこのとおりの速さになったらAMP対応がマストものになりそうな軽快さだ。
Accelerated Mobile Pages Project
WordPressはどうする?
さて、我らがWordPressはどうするのだろう?
ご安心を。WordPressもこのプロジェクトに参加しており、AMP対応のためのプラグインを公式に開発中だ。
Accelerating the Mobile Web – WordPress.com VIP
慌てず騒がず、青くすっぱい秋の蜜柑でも食べて待とう。
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