去年、知人が大阪で光ファイバーを使った作品展をやっていた。
光ファイバーってアートに使えるんだ!っていう驚きで、そのうち自分でも何か作ってみたいなと思っていたところ、ネットでいくつかその類の作品が見つかったから紹介する。
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Bright fashion by Francesca Castagnacci
イタリアのファッションデザイナー Francesca Castagnacci による作品。
ハイヒールの布地に光ファイバーを織り込んでいて、その重なりが信じられないぐらい綺麗だ。
光ファイバーを使った作品は、ファイバーが悪目立ちしてしまっていることが少なくないけれど、これは他の素材(革や布)をころすことなく、ファイバーを作品の一部にしているところが上手い。
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Bright fashion by Fancesca Castagnacci
Organic Sculptural landmark
15,000本の光ファイバーで作られた、木を思わせるオブジェ。
光ファイバーは、繊維の端と端しか光らないから(傷をつければ側面も光る)、まるで光の点が浮いているように見える。
だから、クリスマスツリーの電球と違って、これだけ大きなものでも控えめな美しさを見せられる。
この作品に近づくと、無数のファイバーが見えて、ちょっと気持ち悪くなる(笑)
この作品の詳細はこちら。
※このサイトに載ってる他の作品も素晴らしいからおすすめです。
Programmable Fiber Optic Fairy Wings by Mikaela Holmes
光ファイバーで羽をかたどり、次々に色が変わるようプログラミングされた作品。
よく見れば、ファイバーとファイバーの間に半透明の膜が貼ってあるのがわかる。これが光を柔らかくしていてイイ。
後ろ側はこんな感じになっていて、ファンタジー世界のコンテキストで作られているのがわかる。
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Programmable Fiber Optic Fairy Wings
この作品のように、ちょっとした仕組みのある光ファイバーアートをやりたいならarduinoが役立つ。
簡単なプログラミングで、ノン・プログラマーでもすぐに作品が作れるようになる、嘘のような傑作の品。
まずはこの本からはじめてみて。
The Enormous Potential of Fiber Optic Art
モノクロームの写真に光ファイバーが映える作品で、アメリカ・フィラデルフィアでデザイナーをしているLyn Godleyが、写真にファイバーを縫い付けて作った。
この作品は組写真になっていて、全体はこうなっている。
最初に紹介した光ファイバー+ハイヒールやこの作品のように、ファイバーを既存のなにかに縫い付けて作品を作りやすい。
ドレスやネクタイなど身に付ける物はもちろん、カーテンやランプシェードなどインテリアにも縫い付けられるから、作品の幅が広い。
そんな光ファイバーは一本40円ぐらいで買えるから、すぐ試せるのがイイ。