秋の京都旅行というと、やはり一番人気は紅葉狩りだろうか。清水寺や高台寺のライトアップ紅葉をはじめ、紅葉の名所が至るところにあるから、どこに行くか迷うほど。
今回提案したいのは、秋の京都は紅葉だけじゃないってこと。石を投げれば当たるぐらい、そこここに、京都の町にはギャラリーがあるから、芸術の秋にピタリと合う。そんな京都ギャラリーを今年の京都旅のプランに加えていただければと思い、おすすめのギャラリーを紹介する。
imura art gallery
京都市美術館や京都国立近代美術館など、有名な美術館が並び、映画「マザーウォーター」のロケ地にもなった芸術の街 岡崎にほど近い場所にあるのが、ここ「imura art gallery」国内外の現代美術作品を展示している。
元・立誠小学校
老若男女が集い、京都に数ある繁華街の中でも綺羅星のような賑わいを見せる木屋町通りに面している小学校跡地。
昭和3年に建設された立誠小学校は平成4年に閉校し、以後、ギャラリー展示や映画祭（京都国際映画祭）、フリーマーケットなど様々なイベントが開催されている。
漆喰の壁やアーチ型の入り口など、今の小学校の感覚からは考えられないほど、建物自体に魅力があるからおすすめ。
同時代ギャラリー
京都の中心街・三条通り御幸町にある1928ビル１階のギャラリー。
このビル自体からして価値があって、昭和3年に武田五一によって毎日新聞社ビルとして建てられた、当時のにおいを残した雰囲気ある建築だ。現在はギャラリーや演劇、カフェとして使われている。
ギャラリー内部はかなり大きく、また若者が集うスポットであるため、若々しい活力を伸び伸びと発揮した大型の作品が多い。
1/8 bldg.
ユネスコの世界文化遺産にも登録されている二条城のほど近くに 1/8 bldg. はある。
ビルを丸ごとリノベーションし、アトリエ、ギャラリー、オープンキッチンとして使っていて、アートを楽しむだけでなく、ワークショップやトークイベントを楽しめるのが魅力。
kara-S
京都・四条烏丸の交差点に接する商業ビル COCON KARASUMA 内にあり、京都精華大学に通う学生の作品を中心に販売 / 展示している。
TOACHが運営しているWebマガジン White Horses でも取材をしたことがあるが、毎度眩しいほどの若々しいセンスの作品が見れるギャラリーとなっている。
京都精華大学でテキスタイルを学ぶ学生による ARE YOU HAPPY? 展を見てきた | 京都のアーティスト（３）
kara-Sのあるフロアには、京都シネマというミニシアターがあるが、その映画セレクションの素晴らしさからこちらもオススメ。
つくるビル
京都のオフィス街・五条にある「つくるビル」は、ギャラリーがあることはもちろん、3Dプリンターや陶磁器窯があるMAKERSスペースでもある。
デッサンやアクセサリーなどのワークショップもやっているから、ただアートを鑑賞するだけでなく、アートを体験する場としてもチェックしておきたい。
be京都
同志社大学・新町校舎の近くに位置する町家ギャラリー。
静かな住宅街の中にあるギャラリーの、その中で、芸術の熱気をムンムンに感じられる。
また、ギャラリースペースは和モダンな設えだから、現代における町家の雰囲気も楽しめる。
初めてここを訪れたとき、外国人写真作家のシルバープリント写真展をやっていた。その、静謐だけれど力を感じさせる作風が、この町家ギャラリーにフォーカスを合わせたような一体感を湛えていた。
やっぱり京都の紅葉も見たい！という人にはこちらの記事がおすすめです。
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