TopCoderで紹介されていた、「もしプログラミング言語がビールだったら」がとんでもなく面白かったので、この中からいくつかかい摘んで翻訳する。
この記事は If Programming Languages were | Lambda the Ultimate という、プログラミング言語を他の何かに例えるネット企画に、ビール版が無かったために書かれたもので、ビールマガジンを運営している+エンジニアである身からするとニヤリとしっぱなしだった。他にも、「もしプログラミング言語がロックバンドだったら」や、「もしプログラミング言語が哲学者だったら」などあって楽しい。
C
Cはプログラミング言語におけるエールだ。
おそらく、あなたが一番最初に美味しいと思ったビールはエールだろう。
原点に帰りたいときはいつだってエールに戻るといい。その度に確かな安定を感じられるはず。
エールはいつも、若き日々を思い出せてくれる。
Cで書かれたコードの読みにくさは論をまたないけれど、未だに必要とされているのは頭が下がる。
原点っていうのは頷けるけれど、思い出されるのは、コードの意味に関係しない、準備のためのコードに苦しめられた苦い日々。
エールビールの記事はこちら。
伝説のITサービスを生んだシリコンバレーの近くに、ビールの伝説がある。「リバティーエール」
Go
Goはろ過されていないウィートビール(ホワイトビール)
それは、軽快で果実味があり、香りもいい。
飲んだ人はいつだって幸せになれるし、人生をより楽しめる。
Goは軽快であろうとしているけれど、それに抗おうともしている。
Goがとっつきやすく、他の言語では複雑になりがちだった並列処理を簡単に書け、できる限りシンプルであろうとしていることはイイ。
でも、引数名なんかの省略方法に、C言語時代の悪しき習慣が見て取れてなんだかな〜という印象。
詳しくはこちら
ナチュラルCぐらいGo言語の省略がヒドすぎる件について [golang]
それから、ヒューガルデン・ホワイトの瓶バージョンと缶バージョンを飲み比べてみました↓
Java
Javaはバドワイザーのようにベーシックなアメリカン・ラガーだ。
それは刺激的ではない。
そして最初の選択肢でもない。
しかしながら、Javaならいつだって仕事にありつける。
パーティでラガーを持って歩いている人って幸せそうじゃないよね。
いつも思うけれど、こういろんなところでいじられているのに、どうしてここまでJavaが広まっているんだろうかってこと。
それが、Javaという言語に依るんでなく、実行環境のおかげとすれば、すごいのはむしろそっちということになる。
そしてシレッとアメリカン・ラガーもdisられてるところに笑っちゃうけど、ラガー自体は今だって現役ばりばりで人気なビールジャンル。
今一番アツいブルワリーのラガーはこちら。
21世紀のピルスナー、ブリュードッグ 「ディス・イズ・ラガー」が新しいスタンダードを作るか?
JavaScript
JavaScriptは、シエラ・ネバダのような、クラシックなペール・エールだ。
IPAやRubyみたいに気取っていない人たちはペール・エールを飲ませようとしてくるはず。それは君がペール・エールに相応しいと認められたらの話だけど。
しかしながら、ペール・エールは至る所で人気があるし、仕事に困ることもない。
その愛好者はたくさんいる上、人気も高まりつづけている。
JavaScript自体の人気って高まっているんだろうか? TypeScriptなんかのAlt. JSならわかるんだけど。
ちなみにTypeScriptを設計したのはC#の設計者でもあるアンダース・ヘルスバーグ。Angularがこれで書かれていたりする。
シエラ・ネバダはアメリカを代表するペール・エール。
全米が飲んだアメリカトップクラスペールエール「シエラネバダ・ペールエール」
Swift
SwiftはGumballheadに代表される、アメリカン・ホワイト・ペール・エールだ。
その風味は色んなビールから来ている。
それというのも、ヴァイツェン(Go)、ペール・エール(JavaScript)、イギリスのエールビール(C)それぞれに似ているから。
この新顔を楽しんで飲んで。
Swiftの入りやすさ、馴染みやすさはマジパネエものがある。
それというのも、Swiftが色んな言語に似ているから。
各人がやってきた言語「っぽい」ところが至るところにあることが、Swiftの馴染みやすさの理由なんだろうな。
PHP
PHPはハイネケンだ。
どこにでもあるし、逃れられない。
逃れられないと来ましたか(笑)
国産クラフトビールだと、やっぱりヤッホーブルーイングが間違いなし。
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