サロネーゼママが起業する前に見ておくべき、Instagramを使ってサロンを広めるための2ステップ

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女性が趣味の教室 = サロンを自宅で開くサロネーゼが注目を集めている。自宅を教室にして、ポーセラーツやアイシングクッキーなどを教えている女性をサロネーゼといい、自分の好きなことを都合のいい時間に仕事にできる素晴らしい働き方だ。言わば、「ママ起業」とでも言えよう。生徒は女性の方が多く、主婦の趣味として人気なようだ。

TOACHではサロネーゼの方が新規にサロンを開くにあたってのホームページやロゴ制作などのご相談を頂いているけれど、サロンをどういう風に広めていくかについてのお悩みが大きいようで、確かに個人でサロンを宣伝していくというのは金銭面や人手の面で相当に大変だろうとお察しできる。

今回は、独力でお金をかけずにサロンの宣伝ができる方法をお伝えしたい。この記事をお読みいただければ、個人のできる範囲の労力でサロンを広めることができるということがお分かり頂けると思う。

 

どうやってサロンを広めるか?

サロンのホームページかブログがある場合、言うまでもなく、SEO対策をすればホームページの訪問者は増えるけれど、近年はSMO対策の重要性も叫ばれている。

SMO対策とは、SNSなどのソーシャルWebサービスから自社サイトへユーザーを誘導する施策で、SNSの普及に伴い、SEO対策と肩を並べる効果を見込めるようになってきている。

サロンには、ホームページによるSEO対策よりも、Instagramを使ったSMO対策がピッタリだ。というのも、サロンで作っている作品なり料理なりは、それ自体がひとつのコンテンツだから。

というのは、個人運営のサロンとはいえ、クオリティの高い作品があるからだ。サロンの講師になるための資格制度があったり、元々プロとして仕事をしておられた方が家にいながらできる仕事として教室を開かれるケースもあることがこれを支えている。作品自体がコンテンツたり得るというわけだ。一度、そうした方々の作品を見てもらいたい。素敵な作品ばかりだから。

これを利用しない手はなく、そのコンテンツの発表の場としてSNS、特にサロネーゼにとってはInstagramが一番だ。サロネーゼが開催する教室の生徒には女性の方が多いため、女性の利用者が多いInstagramならそうしたユーザーにリーチできる可能性も大きいからだ。

また、Instagramに作品の写真をアップする手間と、ホームページにブログ記事をアップする手間とを比べたとき、作品であれば日々作られているから、Instagramの方がお手軽だとも言える。

 

Instagramの使い方

さて、Instagramをどう使えばいいだろう?それにはまずInstagramを使う目的から明らかにしておく必要がある。

第一には、Instagramをサロンのホームページへの玄関口にするということだ。Instagramに写真や動画を投稿してサロンに興味を持ってもらい、Instagramからサロンのホームページへ飛んで見学や受講の申し込みをしていただくという流れを念頭に置いてInstagramを活用していこう。

今回の記事では、こうしてInstagramをホームページへの玄関口にするための使い方を解説するけれど、サロンのブランディングや、サロンの受講生との繋がりのため、あるいはサロンで生徒さん達が作られる作品の発表の場としても使える。

今回は、既にサロンのホームページはあるとして、大まかには2ステップに分けて活用法を考えていく。Instagramからホームページへの動線を作るところがステップ1。続くステップ2では、どういうコンテンツをアップするかについて考える。

 

ステップ1 動線を作る

まずはInstagramからホームページへの動線を作る。

ここでは、Instagramでどのような人にどうやって教室のコンテンツを見てもらい、ホームページへ訪問してもらうのか。そこのところをここで明らかにする。

まずは、「どのような人」つまり、誰に対しての動線かを考えることから。

「どのような人」というのは、サロンに来て欲しいお客さまが何歳ぐらいで、どういう生活/趣味を持っているのか、サロンに通うことで何をしたいと考えているのか(資格かモノづくりかなど)というようなだ。Instagramを使うからといって特別なお客さま像を考える必要はない。サロンに来てほしいお客さま、あるいはその一部の人に対し、Instagramを使ってサロンを知ってもらうだけだ。

そして、「どうやって」というのは、前段で考えたお客さまにどうやってサロンを知ってもらうかということ。ここはInstagramのタグを中心に活用していくことになる。

まずは、想定しているお客さまが使っているInstagramのタグを調べよう。そしてそのタグを、サロンの写真を投稿する際に使い、お客さまの目に留まるようにする。投稿への「いいね!」やアカウントのフォローを頂けたら、丁寧に反応し、サロンや、サロンで作っているモノへの理解を深めてもらおう。それはサロンのファンを増やすことにも繋がっている。サロンを運営している人はどんな人で、どういう考えを持ってやっているのか?Instagram上でやり取りをしていれば、自然とそれを伝えることができる。

 

さて、サロンに来てほしいお客さま像を考え、タグを活用し、投稿に興味を持ってもらった後、Instagramからサロンのホームページへ行ってもらうため、プロフィールページで教室の紹介とサイトへのリンクをきちんと設定しておこう。

これは、TOACHが運営している女性向けビールマガジン hipahipa のInstagramアカウント。プロフィール文でどういうサイトかを書き、リンクを載せている。

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ステップ2 どういう写真を投稿する?

お次は、Instagramでどういう写真を投稿するかを考える。

もちろん、サロンで作っている作品や料理などの写真が一番いい。あるいは、作業風景の動画もいいだろう。作品や料理の作り方=ハウツーを短い動画にして投稿すれば、役立つコンテンツとして注目を集めることができる。何を投稿するかの部分はサロンによって異なり、またサロンの先生方によっても千差万別だから、個人のクリエイティブが発揮される一番楽しい部分だ。是非ワクワクしながらコンテンツを考えて頂きたい。

また、写真や動画を季節に合わせて投稿するとより効果が高くなる。例えば、ハロウィンが近いときはハロウィンにちなんだ作品を作り、それを投稿するといった具合に。その時々で話題になりやすいコト/モノに乗っかり、自分のクリエイティブを発揮しよう。

また、前のステップで考えたターゲットユーザーが興味があるものもアップしよう。そこから教室に興味を持ってもらえるかもしれない。あまりコンテンツの幅を狭めすぎず、ターゲットユーザーが興味のあるものの中から、サロンの雰囲気と外れないものを投稿していくようにしよう。
写真の撮り方はこちらが詳しい。