絶対に見た方がイイ名作アニメ映画 / OVAのおすすめ42選! 第弐話

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日本のアニメ映画やOVAは、今ほどアニメが市民権を得ていなかった頃から現在に渡り、様々な影響を他作品に与えてきた。

それこそ海を越え、山を越えて。

その中には数十年前の作品も多いけれど、今でも通用するものも多い。

今回は、そんな劇場アニメとOVAのおすすめ42作品をまとめて紹介する!

GENIUS PARTY(ジーニアス・パーティ)

今や名役者になった柳楽優弥と菊地凛子が吹き替えをやっているBABY BLUEをはじめ、全編中国語の異色ロボット物 上海大竜、「クレヨンしんちゃん」や「ピンポン THE ANIMATION」で有名な湯浅政明による夢みるキカイなど全7作品によるアニメオムニバス作品。

 

失うアニメ

青春のひねくれで青春を棒に振った高校生が、転校直前に青春を取り戻そうとして取り戻せない、青春の喪失感が響くBABY BLUEが特にいい。

「なにかを得る」タイプの映画が多いのは、現実に失望がつきものだからこその反動だと思うけれど、BABY BLUEは「失う」あるいは「得られない」お話になっている。

「失う」映画は、観ている人に思い出しくない過去を思い出させるから痛い。それだからこそ心に引っかかる映画になる。

「でも、失望だって綺麗な思い出っしょ?」と言っているようなラストシーンは、初めて観たときは大いに泣いたな。

 

ジャンル : ドラマ、ファンタジー、ロボット、SF、アドベンチャー

監督 : 福島敦子、河森正治、木村真二、福山庸治、二村秀樹、湯浅政明、渡辺信一郎

キャスト : 柳楽優弥、菊地凛子、山口智充、矢部太郎、栩原楽人、小倉久寛、三上博史、岩井七世

制作 : STUDIO 4℃

公式 : GENIUS PARTY OFFICIAL WEB SITE

 

カフカ 田舎医者

カフカの同名小説をアニメ化した山村浩二作品。

 

狂言+アニメ

狂言の大家 茂山千作 4世が声を務める田舎医者は、こんなアニメがあるんだという新感覚で当時の僕を染めた。

茂山千作は紫綬褒章を受賞していたり、人間国宝に認定されているものだから、この作品にも凡百のアニメとは一線を画す格を与えている。

文学作品をアニメーションにするだけで冒険だと思うし、そこに狂言を加えるというと、どこまで冒険するんだと重ねて思うけれど、むしろ王道的なアニメ演出では田舎医者に名前負けした映像になってしまって、だからいっそ狂言世界を加えたのか、あるいは田舎医者と狂言を結びつけた必然があってこうなったのかはわからない。

わからないけれど、結果としてのこの組み合わせには度肝を抜かれたし、何十年後も度肝を抜かれっぱなしだろうと思う。

いつまでも古びずに受け入れられるセンスがこの田舎医者にはある。

国際的な評価も高く、シッチェス・カタロニア国際映画祭、アヌシー国際アニメーション映画祭にノミネートされたほか、オタワ国際アニメーション映画祭では日本人初となるグランプリを受賞している。

京都では東寺のミニシアター「京都みなみ会館」で上演されて、キャストの茂山家による舞台挨拶があったことを覚えているけれど、昔すぎて何を話していたかは覚えていない。

 

ジャンル : ドラマ

監督 : 山村浩二

原作 : フランツ・カフカ

キャスト : 茂山千作、茂山七五三、茂山茂、茂山逸平、茂山童司、金原ひとみ

 

マインド・ゲーム

吉本新喜劇がクレヨンしんちゃんライクな絵と化学反応を起こして躍動感全開の名作になったアニメ。

キャストは、関西の土曜の顔である吉本新喜劇の面々、監督は先のジーニアス・パーティやクレヨンしんちゃんの湯浅政明が務めていて、新喜劇のハイテンションな演技に、ま〜湯浅政明のアニメーションが合うこと、合うこと。湯浅政明以外には映像化不可能だったんじゃないかと思う。

アニメの絵とか動きの楽しさを再認識させてくれるのが湯浅作品の特徴で、そこにお笑いが加わったものだから、これはもう無敵としか言い様がない。

特に笑ったのは、主人公が死んで神と対面するシーン。もうやめてくれってぐらい笑ったな。

 

ジャンル : コメディ、ファンタジー、アドベンチャー

監督 : 湯浅政明

原作 : ロビン西

キャスト : 今田耕司、前田沙耶香、藤井隆、西凛太郎、坂田利夫、たくませいこ、中條健一、島木譲二、山口智充

制作 : STUDIO 4℃

公式 : マインド・ゲーム

 

デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!

ボレロしか流れない短編と、表題作をまとめた劇場版デジモン作品。

本作は、「デジモンアドベンチャー (映画版)」という短編が前半に流れる。

この短編がとてもいい。ボレロは同じメロディを展開させていく曲で、その流れに合わせてアニメの流れが作られている所が小学生当時の僕に深く記憶された。

ぼくらのウォーゲーム! 自体も、細田守が後年に作った「サマーウォーズ」を思い出させる名作だけれども、やはり短編の記憶が強い。

 

短いけれど、他の作品との繋がりは多い

ふと、この短編を思い出すことが多い。というのも、この作品の演出の元ネタや、この作品から影響を受けた作品を見つけたりするから。

バンド・デシネのメビウスに影響を受け、「AKIRA」などを残した大友克洋による漫画「童夢」は、団地に住む子どもたちが主役で、遂に大人は介入し得ないお話。その構図がデジモンアドベンチャーの短編に通じるし、ボレロでゆっくりと、しかしながら確かに調子を上げていく演出は「踊る大捜査線」のスピンオフ映画「交渉人・真下正義」でも用いられている。

色々な作品を観て、作品間の関係に気づくと楽しいけれど、デジモンアドベンチャーは正にこれ。しかもそれがわざとらしくなく表現されているところにセンスの良さを感じる。

デジモンアドベンチャーは今年(2015年)の11月21日から最新作「デジモンアドベンチャー tri.」が放映されるから、こちらもチェックしておきたい。

 

ジャンル : アクション、モンスター

監督 : 細田守

脚本 : 吉田玲子

 

AFRO SAMURAI(アフロサムライ)

すわ色物か!?と思うこのアニメ、「そうそう!アニメってこれだから楽しい!」と思えるほどよく動くチャンバラアニメ。

日本的な世界が舞台のこの映画、海外の人が考えるデフォルメされた日本観を超えるほどシッチャカメッチャカに遊んでいて、キャラクターのネーミングセンスやアクション、設定に笑いを禁じ得ない。

主役の声優はサミュエル・L・ジャクソン、音楽はRZAという豪華なスタッフが、このアニメ映画に「本気でバカやってみました」感を与えていて、バカを極めたときに立ち昇るあの独特な霊気をもった最高のエンタメ作品になっている。

 

ジャンル : 時代劇、アクション、コメディ

監督 : 木崎文智

キャスト : サミュエル・L・ジャクソン

音楽 : The RZA

公式 : AFRO SAMURAI

 

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